
エンジニアブログ Cisco SD-WANライセンスの大型アップデート
2021年12月、Cisco SD-WANライセンスに大きなアップデートが行われました。
1.Essentialsライセンスの機能拡張
2.帯域ライセンスの拡張
上記2点によりCisco SD-WANが導入しやすくなりました。
それぞれについて詳しく説明いたします。

那須 祐太
NW製品のプリセールスエンジニア。
最近はPythonを利用した自動化について勉強中。
1. Essentialsライセンスの機能拡張
Cisco SD-WANライセンスは、機能別にEssentials, Advantage, Premierの3種類があります。
今までAdvantageを選択せざるを得ない機能要件もEssentialsでカバーされ、
よりCisco SD-WANを導入いただける機会が広がりました。
拡張された点は下記3点です。
- セグメンテーション数が2から4へ対応
- Cloud onRamp for IaaS,SaaS対応
- Unified Threat Management(UTM)機能の対応
基本的なSD-WAN機能に、これら上記の機能が加わることでEssentialsライセンスでも十分な要件を満たすことができます。

2. 帯域ライセンスの拡張
これまでCatalyst8000シリーズとブランチモデルであるISR1000シリーズを導入する場合、ライセンス体系が異なる為、別々のライセンスを選択する必要がありました。
「Catalyst8000シリーズ ライセンス体系について」の記事にある通り、Catalyst8000シリーズはTierという考え方でWAN帯域を選択する帯域階層モデルです。
この帯域階層モデルが、ついにISR1000シリーズ含むすべてのSD-WANルータにも適用され、ライセンス体系がシンプルになりました。
また、Tier0の帯域幅が、15Mから25Mへ、Tier1の帯域幅が、100Mから200Mへ拡張されました。
帯域幅が拡張されたことにより、Tier0やTier1を適用できる拠点が多くなります。

3. 最後に
今回はCisco SD-WANのライセンスのアップデートについてお話いたしました。
ライセンスが拡張されることにより、SD-WANの導入が加速していくと考えます。
また、日商エレクトロニクスでは、Cisco SD-WANの実機を使ったトレーニングを開催しております。
ご興味がございましたら是非ご連絡ください。
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