「外食事業」「コントラクト事業」「ホテル事業」「食品事業」を柱に展開するロイヤルグループは、DX認定事業者としてグループ全体でDXを推進する一方、生成AI活用やデータドリブン経営をさらに浸透させるため、双日テックイノベーションのDX人材育成プログラム『DX University』による「経営層向けDXセミナー」を実施しました。
課題・目的
- DX認定事業者として取り組みを進める一方、グループ全体へのDX浸透に課題があった
- DX/AXと攻めの経営を両立するため、経営層の共通理解と新たな発想が必要だった
- 生成AIやサイバーセキュリティなど、最新技術動向を踏まえた学びの機会が求められていた
導入後の効果
- グループ各社の経営層が一堂に会し、DX課題や取り組みを共有する機会を創出
- 同業他社事例や最新技術動向を踏まえ、DX推進に向けた視野を拡大
- 対面での議論を通じ、経営層の目的意識をそろえる重要性を再認識

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- 写真左より
ロイヤルマネジメント株式会社 システム部 システム企画室長
鬼塚 竜平 様
ロイヤルホールディングス株式会社 執行役員 (兼)ロイヤルマネジメント株式会社 担当 経営企画部長 大坂 賢治 様
ロイヤルフードサービス株式会社 代表取締役社長 川勝 邦弘 様
ロイヤルマネジメント株式会社 ロイヤルアカデミー室長 森重 祐子 様
ロイヤルホールディングス株式会社 システム・DX推進部長 (兼) ロイヤルマネジメント株式会社 システム部長 大澤 弘明 様
| 企業名 | ロイヤルホールディングス株式会社 |
| 所在地 | 福岡県福岡市博多区那珂三丁目28番5号 |
| 設立 | 1950年4月 |
| 従業員数 | 連結 2,383名(2025年12月31日時点) |
| URL | https://www.royal-holdings.co.jp/ |
| 事業内容 | 「外食事業」、「コントラクト事業」、「ホテル事業」、「食品事業」のグループの経営を統括・管理する純粋持株会社 |
ロイヤルグループは「質の追求」をテーマに、時代や環境の変化に対応しながら進化を続けてきました。現在は、『ロイヤルホスト』や『てんや』などを展開する「外食事業」、空港ターミナルビル・高速道路サービスエリア・パーキングエリア・各種施設などで店舗を運営する 「コントラクト事業」、『リッチモンドホテル』等を展開する「ホテル事業」、商品の企画・開発から製造・物流まで担う「食品事業」の4事業を柱にしています。
――今回実施された「経営層向けDXセミナー」の目的や背景を教えてください。
ロイヤルホールディングス株式会社 執行役員 (兼)ロイヤルマネジメント株式会社 担当 経営企画部長 大坂 賢治 様 (以下、大坂様)

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- ロイヤルホールディングス株式会社 執行役員 (兼)ロイヤルマネジメント株式会社 担当 経営企画部長 大坂 賢治 様
ロイヤルグループでは、約2年前からロイヤルグループ共通アプリ「MyROYAL 」を提供するなど、デジタルを活用したブランド価値向上に取り組んでいます。
「データドリブン経営の推進」「DX人材の育成」「店舗のDX推進」「オフィス環境のDX推進」を柱にDXを進め、その取り組みが評価され、2024年12月に経済産業省が定めるDX認定制度において「DX認定事業者」に認定されました。
しかしDXをグループ全体に浸透させるのは容易なことではありません。
また、昨今は生成 AI活用が業務に不可欠となりつつある中で、グループ内でどのように実効性のある活用を目指すのかが課題となっていました。
そのため今回のセミナーは、経営視点でDXやAI活用方針の策定などを行い、グループ全体の意識を高めることが目的でした。
ロイヤルホールディングス株式会社 システム・DX推進部長 兼 ロイヤルマネジメント株式会社 システム部長 大澤 弘明 様(以下、大澤様)

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- ロイヤルホールディングス株式会社 システム・DX推進部長 (兼)ロイヤルマネジメント株式会社 システム部長 大澤 弘明 様
ロイヤルグループの経営層や役員が最新のIT技術動向を理解することで、DXやAXを中期経営計画や今後のデータドリブン経営に活かすことを目的としました。
特に、DX/AX(AIトランスフォーメーション)と攻めの経営を両立するには、グループ各社の経営層が新たな視点で発想することが欠かせません。
そのきっかけとして、双日テックイノベーションのDX Universityに注目しました。
――ロイヤルマネジメントのシステム部とロイヤルアカデミー室が「経営層向けDXセミナー」を企画・主導された理由を教えてください。
ロイヤルマネジメント株式会社 システム部 システム企画室長 鬼塚 竜平様(以下、鬼塚様)

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- ロイヤルマネジメント株式会社 システム部 システム企画室長
鬼塚 竜平様
ロイヤルマネジメントの業務は、グループ会社へのバックオフィス業務の提供です。システム部はグループ全体のIT・デジタル戦略の企画・推進、グループ共通インフラの管理・運用、および業務効率化を担っています。現在、グループとして重要性が高いのは、現場により近い場所でお客様にサービスを提供する社員のDX推進に向けた意識改革であると判断しました。しかし、最新のAIやサイバーセキュリティに関する知識を、私たちだけで継続的にアップデートすることは難しく、プロフェッショナルの知見や協力が不可欠だと考え、双日テックイノベーションの協力を仰ぎました。
ロイヤルマネジメント株式会社 ロイヤルアカデミー室長 森重 祐子様(以下、森重様)

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- ロイヤルマネジメント株式会社 ロイヤルアカデミー室長
森重 祐子様
ロイヤルアカデミー室は、グループ共通の教育研修体制の構築や階層別教育体系の整備・人材育成を主な役割として担っているため、「経営層向けDXセミナー」をシステム部と共同で企画・運営するに至りました。DXやAIについては、特化した教育プログラムの体系化を進めているフェーズにあり、情報セキュリティ分野のオンライン研修を中心に推進している段階でした。また、「データドリブン経営の推進」についても、グループ全体の理解を深める 必要性を感じていました。そのため「経営層向けDXセミナー」をきっかけとし、まずはグループ各社の経営層自らが主体的にDXへ取り組み、そこから部長クラスの意識改革へと繋げていくことが重要だと考え、今回の取り組みに着手しました。
――DX人材育成プログラム『DX University』には、どのような点を期待されましたか。
大澤様
DX Universityの豊富な事例を拝見し、経営層目線とシステム目線の両面から、データを経営に活かすための指針やあるべき姿を示していただけると期待しました。
森重様
提案段階から、経営層が持つべき視点、デジタルの目指す方向性、顧客との向き合い方、様々なリスクへの備えが分かりやすく整理されていると感じました。実際のセミナーでは、専門性の高い講師の知見に触れることで、経営層がDXを自分事として捉えることがデータドリブン経営の推進に不可欠であると参加者全体で改めて共有できたと感じています。
―― 今回の「経営層向けDXセミナー」の企画にあたり、特に重視した点を教えてください。
鬼塚様
DXは業務効率化にとどまらず、事業変革につなげてこそ意味があります。そのためには、部分最適ではなく全体最適の視点が必要であり、経営層のコミットメントと組織文化の変革が不可欠です。参加者には「D(デジタル)はシステム部が担う一方、X(トランスフォーメーション)の主役は経営層です」と伝え、受講に臨んでいただきました。
―― 今回の「経営層向けDXセミナー」では、受講者として大坂様、川勝様を始め、18名が参加されましたが、受講後の効果や意識の変化をどのように感じましたか。
大坂様
私はセミナー企画側ですが、今回は受講者としても参加しました。セミナーでは最新事例を分かりやすく解説いただき、大変参考になりました。また普段接点の少ないグループ各社の経営層や役員が机を並べ、互いの課題や現状をどのように分析しているのかなどを議論できたほか、最新のDXの取り組みやAI導入、サイバーセキュリティ対応について情報交換できたことも貴重な経験になりました。
ロイヤルフードサービス株式会社 代表取締役社長 川勝 邦弘様(以下、川勝様)

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- ロイヤルフードサービス株式会社
代表取締役社長 川勝 邦弘様
DXに向けて、最新の情報や状況をキャッチアップしていくことの重要性は常日頃から認識していましたが、同業他社の取り組みや、DX推進に必要な視点を把握できたことは大きな収穫でした 。また、組織や部署を超えて議論する機会が普段は不足していることも実感しました。デジタライゼーションを超えたDXで業務革新を実現するには、技術的な知見だけでなく、会社としての意思決定スピードやグループ全体の推進力を高める必要があり、今回のような対面セミナーの価値を強く感じました。グループの目的意識が一致しないとホールディングス全体の推進力も十分に発揮できないため、そこは改めて強化していく必要があると考えました。
―― 川勝様がロイヤルフードサービスの事業においてDXで特に取り組みたい領域を教えてください。
川勝様
まずは、お客様から遠いバックヤード業務や仕込み業務などから効率化を進めたいと考えています。一方で、調理やおもてなし、人ならではの気配りや会話といった価値はできる限り残したい。DXを通じて、人が関わるべきサービスに集中できる環境をつくることが、ロイヤルグループらしいブランド価値やホスピタリティの維持・向上につながると考えています。
―― 生成AIやデータ活用を、CXやブランド価値向上にどうつなげていきたいですか。
川勝様
データや生成AIの活用は、現場のサービス価値を高めるうえでも重要だと感じています。お客様満足(CS)を最優先にしながら収益性を高めるには、LTV(顧客生涯価値)の最大化、業務効率化、従業員満足(ES)の向上を同時に進める必要があります。AIエージェントなどの最新デジタル技術を活用すれば、バックヤード業務の省力化・属人化解消に加え、お客様接点の質と量の向上にもつなげられるはずです。CS、ES、収益性はトレードオフになりがちですが、DXによってそれらを両立できるのではないかと大きな期待感を持っています。
―― 今後、DX・生成AIをどのようにロイヤルグループの事業変革につなげていきたいとお考えか、展望をお聞かせください。
大澤様
DX・AIと人の融合は、今後さらに深化していくと考えています。現場の働き方を変革し、グループ全体の持続的な成長を実現することは一貫した目標にしていくべきだと思っています。特に、人が関わるべきサービスに集中できる環境づくりをデジタルで実現していくことに優先して取り組み、CS品質の向上を通じてロイヤルグループの全体の市場競争力と収益力を高めていくこともあわせて行ってまいります。
―― 最後に、今後双日テックイノベーションに期待する役割についてお聞かせください。
大坂様
双日テックイノベーションは、当社の業務やDXへの取り組み、直面する課題について本当によく理解され、常に寄り添った提案をしていただいていると感じています。今後も引き続き他社事例やDX・AI・セキュリティの最新動向を踏まえた人材教育、研修、サポートの提案に期待しています。
―― ありがとうございました。

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双日テックイノベーション株式会社 アプリケーション事業本部 事業開発部 ビジネスデザイン課 川田桃子
ロイヤルマネジメント株式会社 システム部 システム企画室長 鬼塚 竜平 様
ロイヤルホールディングス株式会社 執行役員 (兼)ロイヤルマネジメント株式会社 担当 経営企画部長 大坂 賢治 様
ロイヤルフードサービス株式会社 代表取締役社長 川勝 邦弘 様
ロイヤルマネジメント株式会社 ロイヤルアカデミー室長 森重 祐子 様
ロイヤルホールディングス株式会社 システム・DX推進部長 (兼) ロイヤルマネジメント株式会社 システム部長 大澤 弘明 様
双日テックイノベーション株式会社 アプリケーション事業本部 事業開発部 ビジネスデザイン課 江頭 広高
双日テックイノベーション株式会社 アプリケーション事業本部 事業開発部 ビジネスデザイン課 加藤 芽唯
※社名、所属部署名、役職名は、取材当時のものです。