ネットワーク設計において筐体の冗長化は重要なポイントです。
冗長化プロトコルはベンダーごとに異なることが多く、設計に頭を悩ませる機会も多いのではないでしょうか。
本記事では、Multi-Chasssis Link Aggregation(以下MLAG)の動作と、代表的な冗長化方法であるStackとの違いに着目してご紹介いたします。
冗長化プロトコルといえば、Stackは広く知られている技術ではないでしょうか。筐体の冗長化は重要なポイントですが、ベンダーごとに独自の冗長化プロトコルが提供される場合が多く、設計に頭を悩ませる機会が多々あります。
一方で、筐体を跨いだLAGを実現する MLAG という冗長化プロトコルが複数のベンダーで実装されています。MLAGがどのような技術かご紹介していたします。
・異なる筐体を跨ぐLink aggregation(LAG)を組むことができる技術
・最大2台で組むことが可能
・ベンダーによって表記が異なる(MC-LAG、MLAG…)
※実装方法も異なるためベンダー間MLAGの実現は難しいのが現状

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- LAGとMLAGの違い
設定可能な筐体が最大2台となる制限はありますが、非常にシンプルなコンフィグレーションで設定可能であり、筐体の冗長化や帯域の有効活用など様々な利点があります。
それでは、MLAGとStackにはどのような違いがあるでしょうか。
前提として、MLAGはStackと同様の活用が可能です。
・STP不要のリンク/筐体冗長、障害時の高速切替
・ループフリーの構成
・帯域の有効活用などなど

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- MLAGとStackの違い
MLAG、Stackは近しい特性も多く、選定に迷う場面も多いかと思います。
それぞれ異なるメリットがありますので、是非こちらを参考にしてください。
MLAGを設定した場合の通信フローについてご紹介いたします。
MLAG使用時の通信フローは非常にシンプルになります。
・通常時上り
上りの通信は筐体を渡らずコアへ転送されます。
・通常時下り
③⑤のような通信は筐体を渡らずフロアへ下ります。
④の通信のような場合でも、通信は筐体を渡らずフロアへ下ります。MLAGペアでは、原則として物理スイッチのローカルポートを優先して使用し、通信を転送します。
・障害時上り
⑥の通信のように、MLAGのリンクに障害が発生した場合、「peer-link」を渡り迂回してコアへ上がります。
⑦のような通信は筐体を渡らずコアへ上がります
・障害時下り
⑥のような通信では、障害前のハッシュから「peer-link」を渡る通信となるが、⑧のような下りの通信については、MLAG通信の原則として物理スイッチのローカルポートを優先して使用し、通信を転送します。今後発生する、⑥のような「フロアA→コアスイッチ2」上り通信について、⑧以降ハッシュ学習され「peer-link」を渡らない経路となります。
⑨のような通信は筐体を渡らずフロアへ下ります。
今回はMLAGの動作や通信フロー、Stackとの違いについてご紹介しました。
冗長化手法による差異はございますが、MLAGを用いた場合においても十分な冗長化が可能であることがご理解いただけたのではないでしょうか。
MLAG、Stackは近しい特性も多く、選定に迷う場面も多いかと思いますが、それぞれの特徴に応じて選定頂ければと思います。
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松尾 優介
ネットワークエンジニア
プリセールス/デリバリー業務を担当
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