Siemens オープンIoTクラウドプラットフォーム MindSphere構築手順
Siemens
◆目的
クラウド上のオープンIoTプラットフォームであるMindSphereでモニタリングを行います。
なお、機器のIPアドレス、各パラメータのアドレスは下図の通りとし、PLCのプログラミングに関してはすべて完了しているものと
します。

◆MindConnect Nanoとは
MindConnect NanoはモータやバルブなどのOT機器とMindSphereのネットワークゲートウェイの役割を担います。
S7、OPC UA、Midubus通信など様々なインターフェイスに対応しており、Siemens社のPLCの他、一般的なPLCでも簡単に
MindSphereと連携します。
◆MindSphere構成イメージ
図3はMindSphereの構成イメージです。
テナント内にアセットと呼ばれるものを作成します。さらにアセットの配下にアセットを作成できます。上位のアセットを親アセット、
配下のアセットを子アセットと呼びます。
アセットはアスペクトという変数群で構成されます。そして、このアスペクトをまとめたものをタイプと呼びます。
図3は、タイプBasic AreaでNETFCという親アセットが構成され、NETFCアセット配下にタイプMindConnect NanoでNETFC
MindConnect Nanoアセット、タイプPower MonitoringでPower Monitoringアセットが構成されたものとなります。
★設定手順
◆Asset Managerへのアクセス
MindSphere Launchpadにアクセスすると以下の画面が開きます。Asset Managerをクリックし、Asset Managerにアクセス
します。
◆NETFCアセット(親アセット)の作成①
MindSphereの設定はAssetManagerで実施します。
まずは、NETFCアセット(親アセット)を作成します。
左側メニューバーのAssetsをクリックします。
◆NETFCアセット(親アセット)の作成②
新しいアセットを作成するため、Create Assetをクリックします。
◆NETFCアセット(親アセット)の作成③
NETFCアセットはMindSphereで標準で準備されているBasicAreaタイプを用いて作成します。
BasicAreaをクリックし、Createをクリックします。
◆NETFCアセット(親アセット)の作成④
アセット追加画面が開くので、アセット名、ロケーション情報を入力します。
◆NETFCアセット(親アセット)の作成⑤
NETFCアセットが作成されました。