双日テックイノベーション、オンプレミス型生成AI基盤パッケージ「STech I-AI-Innovation Suite」を提供開始
双日テックイノベーション株式会社(以下、双日テックイノベーション)は、株式会社neoAI(以下、neoAI) および日本ヒューレット・パッカード合同会社 (以下、HPE)と共同で開発したオンプレミス型 生成AI基盤パッケージ「STech IーAI-Innovation Suite」の販売を本日より開始しました。本パッケージにより、企業が生成 AIを安全かつ効率的に活用できる環境を提供します。

■背景
近年、業務での生成AIの活用が進んでいます。多くの場合、生成AIのインフラはクラウドを利用しており、データセキュリティについて自社のセキュリティ要件を満たすことができないケース、またその利活用が進むとコスト管理やパフォーマンスについての課題が顕在化するケースが発生しています。近年、業務での生成AIの活用が進んでいます。多くの場合、生成AIのインフラはクラウドを利用しており、データセキュリティについて自社のセキュリティ要件を満たすことができないケース、またその利活用が進むとコスト管理やパフォーマンスについての課題が顕在化するケースが発生しています。
上記の課題に対応するためオンプレミス型生成AI基盤の導入を検討する企業もありますが、導入前の検証に多大な工数がかかり、その導入を躊躇する企業が多いのが実態です。そのような背景を鑑みて、双日テックイノベーション、neoAI、HPEは導入にかかるコストを最小化する事前検証済みの生成AI基盤パッケージの開発にいたりました。
(オンプレミス型生成AI基盤のメリット)
1. データセキュリティとプライバシー:データが自社システム内に保存されるため、外部のクラウドプロバイダーに依存せずにデータのセキュリティとプライバシーを確保できます。
2. 最適なパフォーマンス: ハードウェアやソフトウェアの構成を自由にカスタマイズできるため、特定のニーズに合わせた最適なパフォーマンスを実現できます。また、システムのアップグレードやメンテナンスも自社で管理できるため、運用の柔軟性が高まります。
3. コスト管理:初期投資はかかりますが、クラウドサービスの継続的な利用料金を避けることで、総コストを抑えることができます。
■パッケージ概要
「STech I-AI-Innovation Suite」は、企業が生成AIを安全かつ効率的に活用できる環境を提供するオンプレミス型の生成AI基盤パッケージです。
(パッケージの特長)
・neoAI社が開発するLLM「neoAI Chat for オンプレミス」、LLMを稼働するHPEの最新サーバー を事前検証済みの構成でパッケージ化して提供。
・利用規模に応じ、3種類のパッケージから選択
-利用規模(想定利用ユーザー数 500名、1,000名、5,000名)に応じた3種類のパッケージをご用意。お客さまの要件により、最適なパッケージを選択。(パッケージ販売価格 税抜き 2,500万円から)また利用状況にあわせて柔軟に拡張が可能。
・成果を創出する「伴走支援サービス」
-「導入したが成果が出ない」といった課題に対し、AIスペシャリストが業務理解からAIアシスタント設計・運用まで一貫して支援。お客様に即した業務特化型AIを構築、生成AIの業
務定着と効果創出を実現。
・組織にAIを根づかせる「AI教育サービス」
-DX教育サービス「DX University」において生成AI定着支援サービスを提供。AIを“使える組織”へと成長させるため、経営層・現場向けのワークショップやハンズオン研修を提供。
AIに関する理解を深めるだけでなく、実業務への応用や新規ビジネス創出のためのアイデア創出まで支援。
(neoAI Chat for オンプレミスの特長)
・厳格な情報セキュリティ要件に対応
-neoAI社開発の先進的なAI技術を活用し、厳格な情報セキュリティ要件に対応。
・業務特化でAIのチューニング可能な「AIアシスタント」を幾つでも作成可能。
-100社以上のクラウド型生成AI導入知見を活かしたエンタープライズ特化のアプリケーションを提供。
(HPE ProLiantサーバーの特長)
・高負荷なAIワークロードに最適化されたスケーラブルかつ高性能なコンピュート基盤
-最新のプロセッサーを搭載し、AIの用途(GPUの搭載)に応じ最適なプラットフォームを提供。
・セキュリティファーストの設計で、安心のIT基盤を実現
-内蔵セキュリティプロセッサーによる信頼の連鎖を確立してファームウェアの改ざんを防ぎ、起動時から安全性を確保。
-HPEの工場と信頼できるサプライチェーン全体で透明性と信頼性を担保。
-将来的な脅威からの保護を実現する、耐量子暗号対応モデルも提供。
・優れた電力効率および冷却技術でサステナビリティ・コスト削減・パフォーマンス最適化に寄与
-直接液冷(DLC)モデルも提供し、空冷とのハイブリッド冷却でも多数の実績。
-HPE ProLiant Gen12サーバーは前世代のGen10と比較して、最大65%の電力削減を実現。
(出展: https://www.hpe.com/jp/ja/collaterals/collateral.a50012334jpn.html)
■想定される導入先
本パッケージは、以下のような企業での導入を想定しています。
・金融機関、医療機関など、高度なセキュリティ要件が求められる企業
・大規模なデータ処理や頻繁なAI利用が必要な製造業、研究開発部門
・自社独自の業務特化型AIアシスタントの開発・運用を検討している企業
・クラウドサービスのコスト増大に課題を感じている企業
・社内のデータガバナンスポリシーにより、クラウドサービスの利用に制約がある企業
■neoAI様からのコメント
<株式会社neoAI 代表取締役CEO 千葉 駿介 氏>
「このたび、双日テックイノベーション様およびHPE様と協力し、企業の生成AI活用を加速するソリューションを提供できることを大変嬉しく思います。 多数の大企業でのクラウド型生成AI活用を支援してきた知見を活かし、より多くの企業がセキュアに生成AIを活用できる基盤提供に貢献してまいります。」
■HPE様からのコメント
<日本ヒューレット・パッカード合同会社 代表執行役員社長 望月 弘一 氏>
「このたび、双日テックイノベーション様およびneoAI様と協力し提供する、オンプレミス型生成AI基盤パッケージにHPEのサーバー製品をご採用いただき、大変嬉しく思います。HPEは最高性能の提供に加え、データの安全な利活用を強力に支えることを重視した堅牢なコンピュート基盤を提供しております。今回の取り組みを通じて、より多くのお客様の生成AI活用と競争力強化に貢献してまいります。」
■双日テックイノベーションからのコメント
<双日テックイノベーション株式会社 代表取締役社長CEO 西原 茂>
「私たちは、企業のDXを支援するために、生成AIの導入を促進する革新的なソリューションを提供することを使命としています。今回のパートナーシップにより、より多くの企業が生成AIを活用できる環境を提供してまいります。」
■neoAIについて
社名:株式会社neoAI
所在地:東京都千代田区
設立:2022年8月9 日
URL: https://neoai.jp
事業内容:
AI 技術の研究・開発およびソリューション・プロダクトの提供。
■HPEについて
社名:日本ヒューレット・パッカード合同会社
所在地:東京都江東区
設立:1999年7月
URL: https://www.hpe.com/jp/
事業内容:
AI、クラウド、ネットワーキングの力を結集し、組織が持つ可能性を最大化できるよう支援する、エンタープライズテクノロジーを提供。
■双日テックイノベーションについて
社名:双日テックイノベーション株式会社
所在地:東京都千代田区二番町3−5麹町三葉ビル(受付6F)
設立:1969 年2月 24 日
URL https://www.sojitz-ti.com/
事業内容:国内外の最新ソリューションによるネットワーク・ITインフラ構築、システム開発、運用・保守などのサービス提供、およびデジタルトランスフォーメーション支援。
■お知らせ
2024年7月1日より、当社の商号が「日商エレクトロニクス株式会社」から「双日テックイノベーション株式会社」に変更となりました。また、10月1日には、理念体系を策定、新たに略称STech I(エス・テック・アイ)のブランドシンボルを以下の通り発表いたしました。Vision(ありたい姿)に掲げた「ITで未来を切り拓く先駆者」を目指して、お客さまの歩む先の道を照らして次の未来をつくることで、ビジネスに貢献するイノベーションに挑戦しつづけます。

お問い合わせ
本製品に関するお問い合わせ
- ネットワークインテグレーション事業本部 STech I-AI-Innovation Suite 担当
- E-mail: aipkg@sojitz-ti.com
本ニュースリリースについて
- 経営企画部 広報担当 白木
- TEL: 050-1781-1448
- E-mail: pr-info@sojitz-ti.com
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