双日テックイノベーション、三洋化成工業の書類チェック業務を効率化。
貿易DXクラウド「Trade Hub」を導入

~書類チェック業務を効率化、保険・原産地証明申請・請求書処理も改善を実現~

双日テックイノベーション株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:西原 茂、略称:STech Iエス・テック・アイ[エス・テック・アイ]、以下 STech I)は、三洋化成工業株式会社(本社:京都市東山区、代表取締役社長 兼 執行役員社長:樋口 章憲、以下、三洋化成工業)へ、貿易DXクラウドサービス「Trade Hub」を導入しました。

近年、製造業を取り巻く事業環境は急速に変化しています。グローバル展開の加速に伴い、輸出入業務はますます複雑化する一方、通関関係書類の電子化・ペーパーレス化の推進により、貿易業務のデジタル化が喫緊の課題となっています。加えて、人手不足や熟練者の退職による業務の属人化が深刻化しており、業務効率化とノウハウの標準化が急務となっています。

本導入により、三洋化成工業は請求書等のデータ化のリードタイムを大幅に短縮し、業務の属人化という課題を解消しました。また、複数書類の同時並行処理による効率化とプロセスの可視化により、貿易業務全体の進捗管理を効率化しました。

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左から記載:
三洋化成工業株式会社 
SCM統括本部 ロジスティクス部 副主席部員 和田 一郎 氏
SCM統括本部 ロジスティクス部 業務グループ 主任部員 西山 昌康 氏
SCM統括本部 ロジスティクス部 業務グループ 菊地 美有紀 氏
SCM統括本部 ロジスティクス部 業務グループ 岩瀬 香菜絵 氏
SCM統括本部 ロジスティクス部 業務グループ グループ マネージャー 今橋 健二 氏

■Trade Hub導入の背景と目的

約3,000種類の機能化学品を提供するパフォーマンス・ケミカルスのメーカーである三洋化成工業は、グローバル展開の加速に伴い輸出量が急増していました。その結果、書類確認などの業務負担が拡大し、担当者の精神的負担や業務フローの複雑化、専門知識への依存が課題となっていました。
こうした状況を踏まえ、誰でも習得しやすく、効率的に活用できる輸出業務支援サービスとして「Trade Hub」を採用しました。

■STech IのTrade Hubが選ばれた理由

三洋化成工業は、輸出業務の属人化や確認作業の負担を軽減するため、2023年頃から複数の輸出業務支援サービスを比較検討しました。検討にあたり重視した要件は以下の通りです。

  • 書類の自動照合機能があり画面上でチェックが完結できること
  • 書類読み取り用AI-OCRの精度が高いこと
  • 導入コストと運用コストがリーズナブルであること
  • 実装から運用開始までベンダーの伴走支援が受けられること

これらの要件を満たし、特に以下の点でSTech IのTrade Hubが高く評価されました。

(1)スモールスタートが可能
最小限のコストで導入を開始し、業務拡大に応じて段階的に拡張できる柔軟性

(2)現場に即した伴走支援
導入から運用まで、専任担当者が業務フローに合わせて最適な活用方法を提案し、定着化まで継続的にサポートする体制

(3)信頼性の高い企業背景
STech Iは大手総合商社「双日グループ」の中核ICT事業会社であり、親会社の貿易部門での導入実績を背景に、商社ならではのノウハウに基づく高度な貿易業務の理解と支援体制を備えている点

(4)無償のデモ環境の提供
無償のデモ環境により、導入前に具体的な運用イメージを確認できた点
これらの点が、三洋化成工業の導入要件を満たし、Trade Hub採用の決め手となりました。

■導入後の効果

Trade Hub導入により、以下の効果が確認されました。

  • 自動照合機能により、担当者の熟練度に関わらず高レベルのチェックが可能となり、業務の属人化を解消
  • 複数書類の同時並行処理により、作業時間を約3分の1に短縮し、従来比約30%の工数削減を期待
  • 請求書等のデータ化のリードタイムを3日から15分へ短縮し、処理時間を大幅に削減
  • プロセスの可視化により進捗管理が容易になり、チーム間の業務引継ぎを円滑化

これらにより、業務時間の削減、コミュニケーションコストの低減、業務再現性の向上において高い効果が期待されています。

■三洋化成工業株式会社からのコメント

<SCM統括本部 ロジスティクス部 業務グループ 主任部員 西山 昌康 氏>
貿易DXの知見が乏しい弊社に暖かく支援して頂いた双日テックイノベーション様に大変感謝しております。
Trade Hub導入を機に社内の貿易業務の確認・点検、見直しに繋がる大変良い機会だったと感じています。
また、今回のクラウド化が貿易業務効率化のGOALではなくSTARTだと認識しています。
引き続き、更なる業務効率化とスキルアップにご支援頂ければ幸いです。

詳しくは以下のリンクをご参照ください
URL:https://www.tradehub.jp/casestudy/sanyo-chemical

■三洋化成工業について

社名:三洋化成工業株式会社
所在地:京都市東山区一橋野本町 11-1
設立:1949 年11月 1 日
URL: https://www.sanyo-chemical.co.jp/
事業内容:
社会や産業のニーズに応える研究開発型企業として界面制御技術を核とした多様な技術を持つパフォーマンス・ケミカルスのメーカーとして発展。約3,000種類の機能化学品を国内とグローバル市場で提供し、低酸素社会・循環型社会の形成に貢献している。

双日テックイノベーションについて

社名:双日テックイノベーション株式会社
所在地:東京都千代田区二番町3-5麹町三葉ビル(受付6F)
設立:1969 年2月 24 日
URL: https://www.sojitz-ti.com/
事業内容:
国内外の最新ソリューションによるネットワーク・ITインフラ構築、システム開発、運用・保守などのサービス提供、およびデジタルトランスフォーメーション支援。


■お知らせ

2024年71日より、当社の商号が「日商エレクトロニクス株式会社」から「双日テックイノベーション株式会社」に変更となりました。また、101日には、理念体系を策定、新たに略称STech I(エス・テック・アイ)のブランドシンボルを以下の通り発表いたしました。Vision(ありたい姿)に掲げた「ITで未来を切り拓く先駆者」を目指して、お客さまの歩む先の道を照らして次の未来をつくることで、ビジネスに貢献するイノベーションに挑戦しつづけます。

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