2022/6/28

SD-WANとNaaS連携

~インターネットブレイクアウトの最適化~

SD-WANによるインターネットブレイクアウトに関して、NaaSと連携することでより細分化が可能となります。
今回、SD-WANとNaaSによるインターネットブレイクアウトについて3つのポイントをご説明します。
今後SD-WAN導入をご検討されている方は必見です。

こんな人にオススメ!

■CXO(CEO,CTO,CIO)
■情報システム部門役職者
■クラウド戦略担当者

1.SD-WANとNaaSによるネットワークの最適化

企業ネットワーク構内網に関しては、SD-WANにて本社、拠点、データセンター通信を行います。
インターネットへのアクセス先としてIaaSであるAWS、Azure、GCP、OCIに関してはNaaSへ、それ以外の通信に関しては、NaaSを経由せずにインターネットアクセスを行います。
このハンドリングはSD-WANにて行います。
SD-WANとNaaSによるネットワークの最適化
もう少し通信経路フローの詳細をご説明します。
構内ネットワーク以外の通信に関しては、SD-WANにてインターネットブレイクアウトを行います。
ブレイクアウト先がクラウドで、IaaSへの通信の場合は、NaaSをネクストホップ先とします。
IaaS以外のSaaS等のクラウドアクセスの場合は、SD-WANのクラウドオンランプの機能にて、直接クラウドサービスにつなぎに行きます。

SD-WANとNaaSによるネットワークの最適化

2.なぜIaaS接続の場合にNaaSを経由させるのか?

ではなぜIaaS接続の場合にNaaSを経由させるのか?
アプリ利用のSaaSと比べIaaSはシステム連携のためのネットワーキングが必要となるからです。

NaaSによって、仮想ネットワーク単位でのネットワークコントロールが可能となり
NaaSを用いたオンプレ、シングルリージョン、マルチリージョン、マルチクラウドのコントロールといった様々なメリットがもたらされます。
SD-WANとNaaSによるネットワークの最適化

まとめ

SD-WANとNaaSによるネットワークの最適化

まとめとして
SD-WANにてネットワークコントロールを行います。
インターネットブレイクアウト先を細かく制御することで、最適なネットワーク構成がとれます。

NaaSにより、仮想ネットワーク単位でクラウド内部、クラウド間のコントロールが可能となり
暗号化や可視化、トラブルシューティング、ルーティング、Firewall等のアセットの共通化が可能となります。

SD-WANとNaaSによりオンプレ、クラウドのハイブリットなネットワークに関して
エンドツーエンドでのネットワークの運用管理、横断的なセグメンテーションの適用などネットワークが最適化されます。