100%の可用性を保証する
DX時代のストレージ
HPE Primera
HPE Primera(プライメエラ)は、インテリジェンス時代のミッションクリティカルアプリケーションを支える次世代型プライマリストレージです。
「可用性と信頼性」「スピードと柔軟性」を両立するHPE Primera
現在、IoTやAI、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進など企業や組織のデジタル化への取り組みはますます拡大し、その結果、爆発的なデータ増加をもたらしています。今後もこのような傾向は加速していくことが予測され、ビジネスで勝ち抜くためにはDXを実現し、データ駆動型の組織へと変革することは必然と考えられるようになりました。
デジタル化した社会の中でビジネスに求められるのは、「可用性と信頼性」、「スピードと柔軟性」それぞれの両立です。つまり、ビジネス変化に対応するスピード感に耐えうるシステムの信頼性、さらに、アジャイルな取り組みに応えるシンプルな仕組みが必要というわけです。

DX時代をむかえ、ビジネスはもはや人手のみでの対応ではスピードが圧倒的に足りないだけではなく、過去の基盤で対応しようとしても、その複雑さに対応しきれません。そこで改めて、DX時代に必要な基盤が求められるようになりました。その一つの解決策がDX時代に必要なスピードを実現するAIであり、ミッションクリティカルかつシンプルなインフラです。このような背景から次世代型プライマリストレージとして登場したのが「可用性と信頼性」、「スピードと柔軟性」を両立するHPE Primeraです。HPE Primeraの位置付けについては、下図のストレージポートフォリオを参照してください。

HPE Primeraの3大特長...可用性、高速処理ハイパフォーマンス、シンプル
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可用性
高信頼ハードウェアと、障害予兆検知機能により100%のデータ可用性を保証
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高速処理
ハイパフォーマンスNVMe/SCM 向けに最適化、従来ストレージ比、2.2倍の性能向上を実現
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シンプル
直感的なGUIと独自OSにより、運用工数を93%削減(HPE調べ)
HPE Primeraは、3PAR Storageで培った高可用性と高いパフォーマンス、さらにNimble Storageにて新たに得られたシンプルな管理機能とAI機能などの先進性を合わせ持つ、次世代型のプライマリストレージです。その大きな3つの特長を挙げると、高い可用性、高速処理を実現するハイパフォーマンス、シンプルな操作性です。それぞれの特長を下記で解説します。
可用性:ビジネスを止めない!業務への影響を限りなくゼロへ
ビジネスに高い可用性が求められるようになった今。HPE Primeraは業務影響の極小化に貢献するアーキテクチャを提供しています。ここでは、HPE Primeraが提供するビジネスを止めないための仕組みをいくつかを紹介します。
- ソフトウェア群をカーネルからユーザースペースに構築することで、ハードウェア系に影響を与えにくい
- 高信頼なハードウェアとインテリジェンスな障害予兆検知機能により、驚異の100%可用性を提供
- HPE InfoSightの機能を組み込み、異常検出、ホットスポット検出、ワークロード予測などが可能
- ノードリブート回数の削減、バージョンアップの高速化、OSバージョンの品質向上、バージョンアップ作業工数の削減

高速処理・ハイパフォーマンス:ITの高速化によりDX推進に貢献する次世代アーキテクチャ
ビジネスが変化する速度に対応するためにも、企業のITにもスピードが求められています。DX推進が国を挙げての課題となる中、ITの高速化への取り組みは必然的なものとなるでしょう。このような中、HPE Primeraは次世代を見越した高速処理・ハイパフォーマンスを実現するハードウェアアーキテクチャを提供します。
- 大容量メモリプールを中心に、コントローラーあたり4つの『第6世代HPE ASIC』がクラスターを構成する「オールアクティブアーキテクチャー」を採用(HPE Primera 650および670 )
- NVMeやSCM(ストレージクラスメモリ)使用時のI/Oボトルネックを解消
- HPE Primera OSがコントローラーによる並列処理を最適化。マルチノードパフォーマンスを最大化
- Oracle DBのパフォーマンスを最大2倍(HPE調べ)にまで高めることが可能

シンプル:運用工数の削減に貢献し、さらなる生産性の向上へ
システム運用管理者の人材不足が社会的な課題となる今。管理者の属人化、教育にかかる時間など様々な問題を解消する必要があります。そのためにもHPE Primeraは、"Timeless Storage"としての能力を強化し、運用管理をシンプルかつ容易にするためのGUIと独自OSを提供。運用工数の93%削減にも成功しています(HPEの調査)。またHPE InfoSightによる問題予測などの機能を利用することで、業務の複雑さの解消につながっています。
- 直感的でわかりやすいGUIとセルフマネージメントを可能にする独自OSを搭載
- HPE Primeraのアップデートは、「1クリックで」「安全かつ自動的に」「わずか5分で」実行可能
- 新開発の『HPE Primera OS』では、カーネルとユーザースペースを分離して再構成の自由度を高め、再起動不要のアップデートを実現
- HPE InfoSightによるシステムのパフォーマンスなどをリアルタイムで可視化、管理の効率化とともにトラブルの防止にも貢献

HPE Primeraのラインアップ
HPE Primeraのプラットフォームは3種提供されています。これらすべて、データインプレースアップグレードによる無限のスケーラビリティが可能な構成になっています。スモールスタートも可能で、例えば2ノード630システムの最小規模からスタートしその後、ビジネスの変化に応じて下記のように容量を拡張することも可能です。
- 例1:2ノードシステムを追加ドライブでスケールアップ可能
- 例2:650システム(4ノード)または 670システム(4ノード)へアップグレード可能(業務中断不要)
- 既存の容量をすべて維持できるデータインプレースアップグレードが可能
- フォークリフトアップグレードや容量の追加購入は不要
- システム管理者によるデータ移動は不要、無停止でのアップグレード、容量とパフォーマンスが容易に変更可能。

HPE Primeraの仕様

オールフラッシュアレイ | |||
---|---|---|---|
630 | 650 | 670 | |
コントローラーノード数 | 2 | 2- 4 | 2 - 4 |
ASIC搭載数 / ノード | 1 | 4 | 4 |
オンボード 標準10Gb Ethernetポート数( RCIP) | 4 | 4 - 8 | 4 - 8 |
PCIe スロット数, ノード / システム | 2 / 4 | 3 / 12 | 3 / 12 |
10/25 Gb Ethernet ホストポート数( iSCSI/NIC)* | 0 - 16 | 0 - 32 | 0 - 32 |
32Gb Fibre Channel ポート数 | 0 - 16 | 0 - 48 | 0 - 48 |
12Gb SAS バックエンド ポート数 | 4 | 8 - 32 | 8 - 32 |
メモリ / ノード( システム最大メモリ容量) GiB | 128(256) | 256(1024) | 1024(4096) |
最大ディスク搭載数 / Primeraアレイ | 144 | 384 | 576 |
最大SSD搭載数 / Primeraアレイ | 144 | 384 | 576 |
対応電源 | 100V/200V | 200V | 200V |
*10/25Gb Ethernet ポート(10GBase-T含む)は今後対応予定
HPEならSTech I!
目利き力と顧客への柔軟な対応、技術力が強みのSTech Iが、データ社会の未来と顧客環境を見据え、HPE 3PARの後継機であるミッションクリティカルストレージ"HPE Primera"の取り扱いを開始しました。
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