エンジニアブログ 【ルーター】Arista AWE5000シリーズの紹介
Arista社のルーター製品であるAWE5000シリーズはエンタープライズWANに特化しており、
SD-WANやインターネットピアリングによるフルルート処理などが得意です。
また、AWE5000シリーズはArista EOSで動作しCloudVisionをサポートするため、
従来のArista社ネットワーク製品と同様の品質/管理運用をお客様に提供します。
今回はAWE5000シリーズを紹介いたします。
那須 祐太
ネットワーク製品のプリセールスエンジニア。
ウェビナー登壇や構築作業にも従事する。
1. はじめに
Arista社のネットワーク製品と聞いて、どういうイメージをお持ちでしょうか。
「データセンターネットワーク向け」「サーバー収容やDCI」といったイメージをお持ちではないでしょうか。
実はそれだけではありません。
エンタープライズ向けSD-WANルーターがリリースされております。
それがAWE5000シリーズです。
2. Arista AWE 5000シリーズとは
2023年3月21日にプレスリリースされたAWE5000シリーズは、オンプレミス用のハードウエアアプライアンスです。
汎用CPUを用いており、コアをコントロールプレーンとデータプレーンで分けております。
また、独自機能に拠らない、相互運用性の高いSD-WANを提供します。
従来のSD-WANは、SD-WAN新興企業テクノロジーを大手が買収して提供された背景から、
独自機能によるベンダーロックインを招いてしまいました。
AristaのSD-WANは標準ベースのネットワーク・アーキテクチャをもとに提供することで、
ベンダーロックインによる「相互運用性の低さ」「導入コストの高さ」「短い製品ライフサイクル」の解決を目指します。
主な特長は下記です。
・Arista社全製品で共通の Arista EOSで稼働
・Arista社統合管理ツールのCloudVisionをサポート
・SD-WAN対応
・フルルート対応
・1/10GbEインターフェースと柔軟なネットワーク・モジュールをサポート
・5Gbps~50Gbpsの双方向AES256暗号化トラフィックを実現
・N+1の冗長電源をサポート
3. Arista AWE 5000シリーズのユースケース
AWE5000シリーズのユースケースは下記です。
・SD-WANによるWANの倫理分割
一つの物理的なWANに対し用途ごとにトポロジを構築することで、WANの論理分割を実現します。
・インターネットピアリング
フルルートを処理可能です。
また、BGP PIC(Prefix Independent Convergence)機能により、フルルートピアリングでも素早いコンバージェンスを実現できます。
※フルルート試験結果については日商エレクトロニクスへお問い合わせください。
4. まとめ
今回はAWE5000シリーズを紹介いたしました。
日商エレクトロニクスでは、今回ご紹介いたしましたAWE5000シリーズの提案から導入、サポートまでワンストップ体制でのご支援が可能です。
気になる点がございましたら、是非お気軽にお問い合わせください。
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