
エンジニアブログ ProLabsで解決する、一芯ファイバー区間の問題
ネットワークを構築する際、ファイバーを二芯借りれず、一芯で構築しなければいけない、といった場面はありませんか?
その際は、一芯ファイバーに対応したオプティクスを使う必要があります。
しかし、いざ使おうとしても純正のオプティクスでは用意されていないケースが多く、障壁が多いのが実情です。
本稿ではProLabsで解決する、一芯ファイバー区間の問題についてご紹介いたします。

荒川 美穂
ネットワーク出身で事業開発とアカウントエンジニアを兼任
1. 一芯ファイバー区間の現状と問題
実際に体験されたことがある方もいらっしゃると思いますが、ネットワークを構築する際、ファイバーを二芯借りたくても借りられないケースがあります。
例えば以下のようなケースです。
- ファイバーの本数が潤沢にない地域
- ファイバーを借りる際の費用問題
このようなケースに対応するため、従来から一芯ファイバーに対応した光トランシーバーを、各メーカーが純正型番としてラインナップしてきました。
しかし、いざ検討しようとすると、以下のような問題に直面することがあります。
- 使いたい機種でサポートされていない
- 使いたい距離に対応した光トランシーバーがラインナップされていない
- 使いたい波長の光トランシーバーがラインナップされていない
このような事態に遭遇した際、メーカーにサポートしてもらえないか要望をあげることもあるかと思いますが、通常の二芯ファイバー用の光トランシーバーに比べて需要が少ないためか、各メーカー要望をあげても、事が進まないのが実情です。 結果として、このような場合、他の外部装置を使って対応させることや、対応しているメーカーを探すということで、問題を解決してきたと思います。
2. 問題に対する解決策
ProLabs社では、多くの一芯ファイバーの光トランシーバーが用意されています。今まで導入をあきらめていたシチュエーションでも、一芯ファイバーの導入を検討できるようになります。 特に25Gbpsのラインナップもそろえており、ニーズにより使い分けていただくことが可能です。
次項ではProLabs社が用意するラインナップを一覧でご紹介します。
ProLabs社 一芯ファイバーラインナップ

3. 一芯ファイバー対応光トランシーバーの選び方
一芯ファイバー対応の光トランシーバーを始めてご検討される方のために、選び方について簡単にご紹介します。
設定の際、ポイントとなるのは、速度、距離、波長です。
- 速度
欲しいインタフェース帯域/速度を決めます。例えば、ProLabs社では選べるのは以下からです。
1Gbs、10Gbps、25Gbps(装着する機器側の対応も必要) - 距離
接続したい拠点間の距離を選択します。
実際の距離長にくらべ、ファイバーの損失率が高く、届かないということもあるので、事前にファイバーを借りる事業者等から光の損失率などの情報も入手しておきます。 - 波長
何かしらの理由で波長の指定がある場合は、ペアとなる2種類の波長を決めておきます。
言葉だけでは難しいので、例を挙げると、以下のように入れ子で扱うイメージです。
<例>
拠点A側:送信1310nm、受信1490nmの光トランシーバーを使用
拠点B側:送信1490nm、受信1310nmの光トランシーバーを使用
これらの情報をまとめ、検討することで適切な一芯ファイバー対応の光トランシーバーを選択することができます
4. まとめ
本稿では、一芯ファイバー区間での現状と課題に対しての日商エレクトロニクスからの提案と、ProLabs社の一芯ファイバーラインナップをご紹介致しました。
これまで3回に渡りお読みいただきありがとうございました。
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