近年、HPE社はOpsRampの買収によって、サードパーティ機器まで含めたオブザーバビリティ(可視化)やAIOpsの投資に力を入れています。Cisco、Arista、Juniper(HPE) といった主要ベンダーにおいても、オブザーバビリティやAIOpsは重要戦略として位置づけられています。なぜ今、これらの技術が注目されているのでしょうか? 本ブログでは、HPE Aruba Central × OpsRamp がどのようにこの課題を解決し、マルチベンダー環境のオブザーバビリティを実現するのか、実際の画面を交えて紹介します。
1.なぜ今、マルチベンダー・オブザーバビリティなのか
かつては、エンジニアは複数メーカーの機器のログの突き合せをおこなって原因を特定していました。しかし、昨今はネットワークが複雑化し、人材不足などの問題から、エンジニアの手作業によるログ解析は限界を迎えています。複数のメーカーの管理画面を行き来してバラバラの形式のログを突き合わせる作業は、対応の遅延と、エンジニアの負担を招いています。
マルチベンダー・オブザーバビリティによって、全てのメーカーのデータを集約し、ネットワーク全体の状態把握や調査を短時間に行うことができます。
エンジニアはログ解析作業から解放され、より高度な意思決定に注力できるようになります。
昨今のネットワークは、キャンパスはHPE Aruba、データセンターはArista、HPE Juniper、のように各領域で最適な製品を組み合わせるマルチベンダーが主流ですが、HPE Aruba と Opsramp を組み合わせることでマルチベンダー監視に対応します。
今回は、マルチベンダー環境における「Aruba Central + OpsRamp」の可視化について確認しましたので、サンプルとして3つの画面を紹介します。
マルチベンダー統合監視
Aruba Central のデバイス一覧にHPE Aruba製スイッチと並んで、他社製デバイスが表示されています。これまで難しかったマルチベンダー統合監視がいよいよ実現されました。
フロントパネル表示
他社製デバイスをクリックすると、スイッチのフロントパネルがリアルタイムに再現されます。ポートの接続状態やリンク速度がひと目で確認できます。
以下の画像は、HPE Juniper社のシャーシ型ルーター「Juniper MX10008」ですが、シャーシ型機器の場合はラインカードごとの図が表示がされます。
タイムトラベル機能
障害対応で大きな壁となるのが、既に消えてしまった過去の状態や事象の把握です。Aruba Centralなら、タイムバーをスライドさせて過去の任意時点の状態を即座に確認できるため、ログやキャプチャを遡る手間を省き、原因特定までの時間を大幅に短縮できます。
従来は、マルチベンダー環境での運用は各ベンダーの深い知識が不可欠で、そのベンダーに詳しい担当者に属人化しがちでした。
しかし、マルチベンダーに対応したツールの登場によって、エンジニアはベンダー固有の操作やログ都度確認することなく、統一したオペレーションでネットワーク全体で何が発生しているかを把握することができるようになります。
ネットワーク運用は長らくバラバラのログを突き合せ、事象を特定するという手作業に多くの時間が割かれてきました。しかし、今回ご紹介したようなツールを使用することによって、エンジニアの手作業の手間を軽減します。その結果、エンジニアは意思決定や戦略検討などの、より高度で生産性の高い業務へ移行できるようになります。
HPE Aruba の製品の導入や検証についてご興味がある方は、ぜひ当社までお問い合わせください。
吉田 健一郎
ネットワーク・クラウド製品のプリセールスエンジニア。現在はAristaとAruba製品を担当しています。
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