Cisco AironetシリーズをはじめとするWi-Fi5世代機器のEoSが順次到来し、多くの企業が更新タイミングを迎えています。ライセンスコストの上昇、老朽化した機器の更新- そのタイミングで「次も同じベンダーでよいか」を問い直しているIT担当者に、こんな悩みはありませんか?

  • Wi-Fi5世代機器(Aironetシリーズ等)のEoSが到来し、後継機の選定で迷っている
  • ライセンス更新のたびに費用が上がり続け、コスト最適化の余地を探りたい
  • 老朽化した無線APを入れ替えたいが、次のベンダー比較の軸がわからない
  • HPEとJuniperの統合ニュースで、Aruba/Mistという選択肢が気になり始めた

Index

HPE×Juniper統合- 何が起きたのか

2025年7月、HPEによるJuniper Networksの買収が完了しました。約140億ドル(約2兆円)規模の大型案件です。

この統合が注目される最大の理由は、MistのAIテクノロジーにあります。HPEはJuniper買収の目的として、MistのAIポートフォリオの取り込みを明示。買収にあたっては米国司法省が独占禁止法の観点から一時差し止めを行ったことも、MistのAIが市場に与える影響力の大きさを示しています。

ネットワーク市場は今、「つながる」から「AIで最適化する」へと軸足を移しつつあります。HPE×Juniper統合は、その流れを象徴する出来事として業界全体に大きなインパクトを与えています。

なぜ今、ネットワーク運用の見直しが急がれるのか

Cisco製品のEoSが順次進む中、更新コストやライセンス費用の上昇も重なり、このタイミングで「次のWi-Fi基盤をどこにするか」を検討する動きが広がっています。

こうした状況の背景にあるのが、ネットワーク運用を担う人材不足という業界全体の課題です。本ウェビナーでも指摘された通り、機器の設定・管理・障害対応を担う担当者が減り続ける中、従来の「問題が起きてから対応する」運用では限界を迎えつつあります。

この課題を背景に、AIによる運用自動化・予防的対応が注目を集めています。Juniperが2019年にAI駆動型Wi-Fi管理のパイオニアであるMist Systemsを買収してから、Juniperのエンタープライズ領域売上は右肩上がりで成長。2022年には長年の主力だったサービスプロバイダー領域の売上を逆転するほどになりました。AIによるネットワーク品質管理が、市場の評価を着実に変えています。

なお、統合後の製品方針については、現時点でリリースポリシー・サポート体制ともに変更なしとアナウンスされています。HP Aruba NetworkingとHP Juniper Networkingの2ブランドが並立する形で、引き続き両製品が提供される予定です。

Aruba CentralとJuniper Mist- 何が違うのか

HPE傘下には現在、2つのクラウド管理型ネットワーク基盤があります。どちらも業界トップクラスのAIを搭載していますが、設計思想は異なります。Aruba Centralは機器レベルの詳細管理を重視した設計で、従来の無線コントローラー型の運用スタイルとの親和性が高い製品です。一方Mistは、ユーザー体感を起点に置き、AIによる自動化でシンプルな運用を実現することを志向しています。

選定時には、以下の軸で自組織の方向性を整理してみてください。

  • 管理の細かさをどこまで求めるか:APへのCLI操作や論理トポロジーの可視化など、詳細な制御が必要かどうか
  • オンプレ環境の維持が必要か:既存インフラの制約によって、選択肢は絞られる
  • 担当者のスキルセットと人員規模:ネットワーク専任者がいるか、AIによる自動化でカバーしたいか

どちらが優れているかではなく、自組織の運用体制との適合性が選定の核心です。

「ユーザー体感」で選ぶ、これからのWi-Fi基盤

Mistの最大の差別化ポイントは、管理画面の最初からユーザー体感をパーセンテージで表示すること。「接続完了までの時間」「遅延」「スループット」といった指標をAIがリアルタイムに分析し、拠点の状態をひと目で把握できます。

さらにDigital Twin機能では、ユーザーが接続していない状態でもクラウド側からAPの模擬接続をAIが自動実行。定期的にネットワーク品質をチェックし続け、問題を予兆の段階で捉えます。ZoomやTeamsのビデオ会議品質の可視化も、Mist固有の機能として挙げられます。

一方、Aruba Centralは物理トポロジーに加えユーザーが経由する論理パスまで可視化できる点が強みです。APへのCLI操作など機器レベルの詳細管理が求められる環境では、Centralが適しているケースもあります。

なお、どちらもクラウドコントローラーのため、インターネット環境があれば一拠点・一部門からのスモールスタートが可能です。段階的にスケールアウトしていく運用にも対応しています。

次のWi-Fi選定を具体化する(ウェビナーで解説)

ウェビナーでは、次のポイントをデモを交えて解説してます。

  • HPE×Juniper統合の背景と、今後の製品方針の見方
  • Aruba CentralとMistの管理画面・操作性の違い
  • 自社の運用体制に合うWi-Fi基盤の選び方
  • 一拠点/一部門から始める導入の考え方

次のWi-Fi基盤を検討する際の判断材料として、ぜひご活用ください。

カテゴリー

タグ

お気軽にご相談ください。

PICK UP

Exhibitions & Seminarsイベントセミナー

資料ダウンロード

関連ソリューション・関連製品

ProLabs(プロラボス)
ProLabs(プロラボス)
ProLabsは高品質かつ低価格のサードパーティ製光トランシーバーを提供いたします。業界標準規格品やベンダー互換品など豊富な製品ラインナップを揃えております。

ProLabsは高品質かつ低価格のサードパーティ製光トランシーバーを提供いたします。業界標準規格品やベンダー互換品など豊富な製品ラインナップを揃えております。

っっさあ

テキスト