未来を拓く先駆者 失敗を恐れずチャレンジしつづけることで、社会や顧客とともに成長する未来を創りたい
DX事業本部 工藤 雅人
エンジニアという役割に縛られず、何でもやってみる
前職はクラウドの SI ビジネスをコア事業とするベンチャー企業で執行役員としてエンジニアのマネジメント責任者を務めていました。
元々官公庁や大手企業様向けのシステム開発経験が多く、プレイングマネージャーとして案件管理から要件定義、実装や運用に至るまで広く担当していましたが、ベンチャーでは組織運営にも携わるようになりさらに広い領域で経験を積ませていただきました。
現在は環境問題を解決する新規事業立ち上げの開発責任者として主に林業分野における事業分析や要件定義、概念実証(PoC)の開発に従事しています。
エンジニアという役割についてはあまり意識せず、ビジネスを構築するために必要なことは何でもやっています。
これは開発・マネジメント・セールスと所謂何でも屋さんとしてやってきた今までの経験が役に立っているのかなと思います。
これまではお客様の課題を解決するビジネス経験が主でしたので、ゼロから新しいビジネスを構築する今の仕事には非常にやりがいを感じますね。
ただ新規領域ということで想定されるユーザーへのヒアリングの機会が圧倒的に少ないところには苦労しています。環境問題自体の歴史も長く、私も会社もこれまで実績がある業界ではないのでキャッチアップにも時間がかかります。とにかく学びが尽きません。
時にリスクを恐れず次世代のデファクト・スタンダードを目指す
新規事業創出は非常に狭き門ではありますが、今はイントラプレナー(社内起業家)として社内ベンチャー立ち上げを目指しています。
当社の CSR(企業の社会的責任)にも記載されている「環境配慮型事業を実現」を達成し、SDGs/ESG 時代の先駆者となることが現在の私の目標です。
企業が利益追求と環境配慮の両軸で社会に価値提供していくことは今後の社会で必ず必要になるので、当社がその先陣を切っていくべきと考えています。
先駆者となるにはリスクを恐れず問題に正面から向き合い変革を実現する必要がありますが、環境問題というリスクが大きい課題に対しどうリスクを最小化できるかも周りと話し合いながら慎重に進めています。
環境ビジネスをリードするためには始めは自社内の取り組みや特定他社に対する変革から始めつつも、最終的なゴールとして産業全体に影響を与えデファクト・スタンダードになるような事業やサービスの展開を目指していく必要があるのではないでしょうか。
そのような次世代のビジネスの在り方みたいなものを深く考え抜くという部分にもやりがいを感じています。
これから先は双日グループというアセットも活用しながら、時には双日や他グループ会社と協業していけたらと考えています。
オンラインでのコミュニケーションが増えている「今」に合わせた関係性作り
仕事をする上では、自身の成果の再現性を高めるために必要なことは何だろうか?ということについて常に意識するようにしています。
技術は日々進歩していきますし環境やその時の状況によって目の前の問題に対する解決方法は異なりますが、過去の経験や世にある新しい知識をどのように当てはめれば高い成果が発揮されるかを分析し、最善の判断・行動が取れるようにしています。
チームとしては、リモートやチャットが増えた昨今の現場においてオンラインベースで存在感をアピールするように意識しています。積極的に最新情報を発信したりミーティングで発言するようにしたり、自分という存在を認識してもらうよう努めています。
リモートワークやフリーアドレスで同じ部署でも対面で顔を合わせる機会は減っており、お互いの人となりをなかなか理解しづらい環境になっていると思います。そんな中でも、互助の精神のような、誰かが困っている時は助けたい、逆に自分が困っているときも誰かに助けてもらいたい。そういう関係性を構築するために、オンラインベースでも存在感を高め自分という人となりを知ってもらうような雰囲気づくりが必要だと考えています。
私自身は、当社の企業理念にもある「チャレンジ精神」や、双日の企業理念である「誠実な心」という部分に共感して入社を決めました。一緒に働くメンバーは私と同様この会社の目指すべき方向や価値観に共感してもらえると良いなと思っています。
社会や企業が直面している課題はどれも複雑で難易度が高く、顧客の既存事業の枠組みを超えた「デジタルトランスフォーメーション」を促していくことは決して個々のスキルだけで達成できるものではありません。
当社のありたい姿として【ICTで未来を拓く先駆者】と定義されていますが、そうなるためには、やはりこれまでのやり方やあり方を変革し、自分の役割だけではなく広い領域に積極的にチャレンジする姿勢をまずは個々のメンバーが持つことが重要です。そしてメンバーが一丸となり失敗を恐れずチャレンジし、顧客、ひいては日本社会と共に成長していける未来を創っていきたいと思います。