Prism
ワンクリックで簡単操作、Nutanixのシンプルな管理ツール
Nutanix Prism(以下、Prism)は、複雑な仮想化基盤をシンプルに管理するWebベースの管理ツールです。ユーザーフレンドリーを追求し、わかりやすく直感的に使えるデザインにこだわっています。Prismの最大の特長は1クリックで操作できることにあり、データ分析、リソース予測を数クリックで行えるため、データセンター運用にかかるさまざまな負荷を削減できます。
● 複数のクラスタを一括して管理することができるようになる。
(仮想マシンの稼働状況/リソースの使用状況/アラートの確認、各種設定 など)
※複数のハイパーバイザー(AHV/ESXi/Hyper-V/XenServer)が混在していても管理できます。
● 現状の分析や今後の需要を予測することができるようになる。
・各種の情報を定期的にPDFやCSVで出力し、必要に応じて管理者へメールで送ることができます。
● さまざなサービスの管理を行うことができる。
・Karbon...コンテナのオーケストレーションツール(Kubernetes*)
パブリッククラウド、アプリケーション仮想化、仮想化基盤の統合管理

Prismがあれば、ユーザーはインフラの違いを意識する必要がありません。ハイパーバイザーやコンテナなど各製品の差にとらわれることなく、インフラを統一的に管理できます。
さらに近い将来には、オンプレ/パブリッククラウドの垣根を越え、AmazonAWSやMicrosoftAzure上の仮想マシンの管理もできるようになります。Prismを操作するだけで、パブリッククラウドへの仮想マシンの作成も、パブリッククラウドからオンプレのNutanixへのマイグレーションも簡単にできるようになります。(ロードマップ上の機能のため、変更になる可能性があります)
1クリックで確認
"One-Click Operational Insight"
Prismがあれば、お客様の仮想化環境を統合的に一元管理できます。NutanixのHWだけでなく、ハイパーバイザーや仮想マシンなどを含む仮想環境全体の情報もPrismから直感的に把握できます。
確認
ホーム画面では、Nutanixだけでなく仮想マシンを含む仮想化インフラ全体のサマリー情報を表示することができます。

たとえハイパーバイザーの異なるクラスターが複数あっても、HWのベンダーが異なっても、マルチベンダーの様々な管理ツールを駆使する必要はありません。複数のクラスターを管理する場合も、「Prism Central」の画面から一元的に管理できます。
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分析
「分析」ダッシュボードでは、お客様の必要とするデータだけを動的に監視できるチャートが作成できます。複数のコンポーネントの情報を同じ時間軸で見ることができるので、従来のようなフォーマットの異なるグラフで比較する必要はありません。

Prismで管理している仮想マシンなどのデータは1年間保持することができ、Prism画面からJSON、CSV形式のデータとしてエクスポートすることもできます。

ネットワーク/VMの可視化
ネットワーク、各種データがグラフィカルに可視化され、直感的に情報を把握できます。PrismだけでVLANの設定、ネットワークの入出力の設定まで可視化でき、トラブルシュートをより簡単に行うことができます。

VLANごと、VMのパワーオンステートごと、通信経路ごと...などにてフィルターできます

表示される仮想マシン、スイッチ、ネットワークオブジェクトをドリルダウンするだけで、詳細情報まで確認できます

仮想マシンごとに個別に詳細のレイテンシーを確認できます。Read/Write、Sequential/Random単位でレイテンシが可視化できます。指定時刻で切り取った時点でのレイテンシがわかります。
検索
まるでGoogle検索のように、"仮想マシンの名前"、"Cluster"、"Network"など、検索したい情報に関するキーワードを入力するだけで、必要な情報に一発でたどりつけます。

1クリックで実施
"One-click Infrastructure Management"
VMware vCenterをはじめとした複数の管理ツールで行っていた仮想マシンの管理は、Prismから簡単に行えます。仮想マシンの作成や停止作業、スナップショットやバックアップの設定、バージョンアップもPrismのみで完結できます。
バージョンアップ
従来はメンテナンスや機能改善のためには、ソフトウエアのバージョンアップが必ず必要になりました。これらの作業はサービス停止のリスクも高く、非常に敷居の高い作業でした。一方Nutanixでは、Prism上から1クリックでNutanixに搭載されているAOS、BIOS、ディスクファームウェア、ハイパーバイザーをバージョンアップできます。

※まるでスマートフォンのOSをバージョンアップした時のように簡単に新たな機能が追加できます。Nutanixはソフトウエアを更新することでその時の最新のテクノロジーを使うことができます。
拡張
Nutanixの拡張作業はほんの数クリックで完了します。新しいノードを稼働中のNutanixに追加しIPアドレスを設定するだけで、その後約30分でNutanixのリソースとして新しいノードを利用できる状態になります。従来のように深夜や業務時間後に、作業ミスなどによるリスクを感じながら拡張作業をする必要はもうありません。

障害切り分け
Prismでは仮想環境の問題点をハートマークでシンプルに表示します。従来の仮想化環境では、障害発生時にストレージやvCenterなどのログを突き合わせることで障害の原因を切り分けていましたが、NutanixではPrismのアイコンをドリルダウンしていくだけで、仮想マシンからハードウェア、AOSまで原因を分析し、その解決策を導き出すことができます。

仮想マシンの作成
Prismから仮想マシンを作成し、さらに作成した仮想マシンの起動や電源オフも行えるので、従来のように複数の管理ツールを駆使した複雑な運用は不要です。
AHVであってもVMware ESXiであっても、Prismから仮想マシンの作成や移行の設定ができます。異なるハイパーバイザーへの仮想マシンの移行もほんの数クリックでできます。
さらに将来的には、PrismからAmazonWebServices(AWS)の仮想マシンも管理可能になる予定としています。※ロードマップ上の機能です。
パブリッククラウドへバックアップ
Prismだけで、 Nutanixで稼働している仮想マシンのデータをお客様が契約するAmazonWebService や Microsoft Azureに転送できます。設定はシンプルで、これまでのように3rdパーティーのツールを使用したり、外部の業者に作業を依頼する必要はありません。
1クリックで予測
"One-click Planning"
Prismでは、Nutanixのみならず仮想化基盤環境に関する様々な情報を収集しています。その収集されたデータを、Nutanix独自のアルゴリズムを組み合わせて将来必要となるリソースの予測を行います。さらに、使いたいリソースや今後必要となるワークロードを入力することで、今のリソースのままで足りるか、将来どれほどのリソースの追加が必要なのかがすぐにわかります。
トレンド分析
現在のリソースのトレンドから、将来のリソース使用状況をシュミレーションします。これにより、拡張のタイミングや将来の業務量増加に対応する拡張の適切な調整が行えます。

Prismは収集したデータを使用し、Nutanix独自アルゴリズムであるX-fitテクノロジーによって、将来のリソース使用状況を予測し、拡張タイミングや今後のリソース変化を確認することができます。また仮想マシンへ適切にリソースが割り当てられているか、無駄なスナップショットが取られていないかなど、仮想マシンへのリソース割り当て状況も判断し、利用者にそれらの無駄を排除することを推奨することもできます。
シミュレーション
将来、どのようなワークロードをどれほど増やしたら、どれほどリソースが必要になるのかが、一瞬で分かります。将来予測におけるワークロードの種類(SQL、VDI、XenApp、Splunk、等)や追加時期等を設定するだけで、簡単に追加で必要となるリソースを把握することができます。

上記、現在の利用パターンと将来の拡張分のリソースの内容を分かり易いPDFとしてレポートすることができます。お客様はこのレポートを利用して、拡張のための社内レビューや、予算承認のプロセスを回しやすくすることができます。レポートには、サマリー、現在のリソース利用状況、将来のワークロード需要及びリソースを含んでいます。
